異世界の訪問者 0
この小説はフールさんの小説「ルイージの小説」の二次創作です。
-プロローグ-
異世界というものを知ってるだろうか。この世界以外とは異なる世界の事である。
そんな異なる世界に関わる話だ。
この話は、異世界の住人同士である少女と青年の話から始まる。
この少女と青年の出逢いはある意味運命であり仕組まれたものだったのかもしれない。
彼が彼女に会った瞬間に彼の中にいた“モノ”が目覚めた。
ある時“それ”が彼を乗っ取った際、倒される前に寄生していたのだ。
彼に寄生していた“それ”は、彼女と愛を深めれば深める程、力を増幅させ、世界の再構築を目論んでいた。
これを気付いた者達は“それ”を彼の中から消し去るため、作戦をとり、その作戦は見事に成功し“それ”は彼の中から消え去った。
その後は、少女や青年、気付いた者達等がそれぞれの道を歩むだろう。
だが、ここである仮定をしよう。もし、“それ”が消えてなどいなかったらどうなるだろうか。恐らく気付いた者は再び世界の破壊を起こされる事を恐れ、また消そうとするだろう。例え“それ”が別の何かになっても。人は一度信用を失えば疑り深いものである。
だが、最初に気付いた者は人ではない。ならば、どうなるのだろうか。
これは“それ”が復活した物語。